今回は、視力と肌の老化予防が期待できる栄養素が豊富なにんじんにスポットを当ててみましょう。にんじんには体が衰えないように調整してくれる栄養素がたっぷり!
にんじんには、日焼けやシミ予防、肌をきれいにする抗酸化作用のあるβカロテンがたっぷりふくまれていますよ。
緑黄色野菜に含まれるβ-カロテンは抗酸化力が強いです。β-カロテンは体内で必要に応じてビタミンAに変わります。
にんじんの主な栄養成分
にんじん(人参)は、肥大した根を食べる根菜であり、江戸時代に中国から伝わった東洋の金時人参と明治時代に日本に導入された西洋種が、現在のにんじんの主流です。にんじんには以下のような栄養成分が含まれています。
β-カロテン
にんじんの主な栄養成分はβ-カロテンです。β-カロテンは体内でビタミンAに変換され、目の健康を保護し、視力を調整する役割があります。また、カロテン(Carrot)という言葉の語源にもなっています。
にんじんに含まれる抗酸化物質は、抗酸化作用を持ち、肌の老化や動脈硬化の予防に効果があります。また、白斑やシミの予防にも役立ち、肌をきれいに保つ助けとなります。
カリウム
にんじんにはカリウムも含まれており、体内の塩分と水分のバランスを保つ役割があります。カリウムは余分な塩分を体外に排出するので、むくみの改善や血圧の低下にも効果があります。
食物繊維
にんじんは食物繊維も豊富に含んでいます。不溶性食物繊維は便秘の解消に役立ちます。一方、水溶性食物繊維は脂質や糖分、ナトリウムなどを吸収して体外に排出する働きがあり、生活習慣病の予防や改善に期待されます。にんじんの皮にはカロテンや食物繊維が中身よりも多く含まれています。
根や葉にも栄養たっぷり!
さらに、にんじんの葉にはカリウム、鉄、ビタミンCが多く含まれています。根よりもβカロチンは少ないですが、炒め物やパスタの具として利用することで美味しく摂取できます。
にんじんの歴史
にんじんは、中国原産で古代の中国から日本に伝わりました。最初は薬用植物として栽培され、後に食材としても広まりました。明治時代には西洋種のにんじんが日本に導入され、品種改良が行われました。
現在では、にんじんは世界中で広く栽培され、多くの国で一般的な野菜として親しまれています。
にんじんを美味しくいただくレシピ
にんじんは生のまま食べることで最大限の栄養価を得ることができますが、炒め物や油で調理することでβカロテンの吸収が向上するなど、様々な食べ方があります。また、油の入ったドレッシングと一緒に食べることもおすすめです。
ちょっと手を加えれば、栄養たっぷりのおしゃれな一品になりますね。にんじんを使ったレシピ動画です
ピーラーで簡単!にんじんときゅうりのサラダ
- にんじん 1/2本
- きゅうり 1/2本
- エキストラバージンオリーブオイル 大さじ2
- 塩・胡椒 適量
- ピーラーでにんじんの皮をむき、そのままピーラーで削っていく
- キュウリも同じようにピーラーで削る
- ①と②を混ぜ合わせてからお皿に盛る
- エキストラバージンオリーブオイルと塩コショウを混ぜ合わせ、ドレッシングとして③にかけて、召し上がれ!
写真のようにトマト、レタスなどと組み合わせると、彩り豊かなサラダになりますよ
参考!プロが教えるレシピ動画
大人気!コウケンテツさんのレシピ動画です。こちらもピーラーで簡単にできてしまうサラダのレシピ
薬膳にんじんと鶏肉団子のスープ
- にんじん 1本
- じゃがいも 1個
- セロリ 1本
- 白木耳(乾燥)4g
- クコの実 1粒程度
- 鶏肉団子 8個
- 野菜ブイヨン(またはブイヨン) 大さじ2
- 日本酒 少々
- 塩・胡椒…適量
- にんじん、じゃがいもは乱切り、セロリは食べやすい大きさに切ってください。セロリは葉の部分まで使います。※にんじんの皮が苦手な方はピーラーで皮を削ってください。
- にんじん、じゃがいも、セロリの茎の部分を鍋に入れ、野菜が浸るぐらいのお水を注いで中火にかける。
- 20分ほど煮込んだから、セロリの葉の部分、白木耳、クコの実を入れ、さらに中火で15分煮込む
- にんじんとじゃがいもにすっと竹串が通るようになったら、鶏肉団子を入れて、弱火で15分ほど煮込む。
- 野菜ブイヨン、日本酒、塩コショウで味を調え、最後に弱火で5分煮込んだら、完成です。
参考!プロが教えるレシピ動画
プロの本格的な薬膳スープ!より一層、食から健康的になりたい方は、こちらの動画がおススメ!
\薬膳スープを作る時間がなかったらコレ/
にんじんと白ごま炒め
- にんじん…1/2本
- 和風だし(顆粒)…大さじ1
- 醤油…大さじ2
- 日本酒…大さじ1
- ごま油…適量
- 白いりごま…ひとつまみ
- にんじんを太めの千切りにする
- フライパンにごま油を入れて、1のにんじんを加えて炒める
※炒めすぎない方が、食感がいいです - にんじんに油が回ったら、和風だし、しょうゆ、日本酒を加えてよく混ぜ合わせる
- 白いりごまをふりかけて完成
\にんじん千切り苦手な方はこれを使って/
参考!プロが教えるレシピ動画
こちらもコウケンテツさんのレシピ動画。わかりやすくて作りやすいよ!
\にんじんをたくさん買いたいときには、ここがお得/
その他のにんじんを使ったメニュー
にんじんを使ったレシピって、意外と思いつかないですよね。カレー、生のままバリバリッと!
そんなお悩みを解決してくれる動画を見つけちゃいましたよ!
さすがギャル曽根さん!食べっぷりがいいだけでなく、お料理の腕もばっちりですね。
- ニンジンのそぼろ煮
- ニンジンのきんぴら
- ニンジンの胡麻和え
- ニンジンしりしり
- ニンジンピラフ
やっぱり”にんじんしりしり”はにんじん料理の定番ね。たくさん作ると、作り置きができるから、お弁当にもおすすめ!
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