鶏ささみ 家庭料理に欠かせない健康的な食材

今回は、鶏ささみについてご紹介します。

鶏ささみは、鶏肉の中でももも肉やむね肉と並んで人気のある部位です。形が笹の葉に似ていることからその名前がつけられました。

ささみは家庭料理に頻繁に使用され、スーパーなどでも手に入りやすい食材です。ダイエット中の方にも好まれる理由のひとつは、鶏肉の部位の中で最も脂肪が少ないためです。

鶏ささみってどこ？　
高たんぱくで低カロリー

むね肉の奥の竜骨にぴったりとくっついているささみは、鶏の胸骨に沿って左右1本ずつ存在します。色合いは他の部位と比べるとやや白っぽく、牛肉の「ヒレ」に相当する部位とも言えるでしょう。1羽につき2本しか取れない希少な部位であるため、通常のむね肉よりもやや高価と感じるかもしれませんね。

ささみは脂肪がほとんど含まれず、代わりにタンパク質が豊富に含まれているため、ダイエット食としても知られています。ささみ100gあたりのカロリーはわずか105kca。ささみには糖質や食物繊維がほとんど含まれず、たんぱく質が23gも含まれています。タンパク質を中心に摂取したい方にとって、最適な食材と言えるでしょう。トレーニング後に食べるのにもぴったりですね。

鶏ささみの調理で注意すること

鶏ささみは脂肪分が少ないため、調理方法によってはパサパサとした食感になりがちです。しかし、工夫次第でしっとりと柔らかい食感に仕上げることができますよ。

ささみを蒸す場合は、下処理の段階で酒をもみ込みましょう。これにより、パサつきを抑え、水溶性の栄養素の流出も防ぐことができます。また、茹でる場合は余熱を利用することがポイントです。下処理の際には塩を加えることで、うま味が逃げにくくなります。鍋にささみがしっかりと浸る程度のお湯を沸かし、沸騰後にささみを入れ、一度ひっくり返して火を止め、蓋をして7～10分ほど放置します。

ささみの調理にはレンジも利用できますが、レンジ調理は水分を利用するため、パサつきやすくなることに注意が必要です。下処理の際には塩と酒を十分にもみ込んでおきましょう。ささみ1本に対しては大さじ1程度の酒が目安です。また、火を通しすぎないように注意しましょう。600Wのレンジで3～5分程度、途中でささみをひっくり返しながら調理すると良いでしょう。

ささみを使った料理は、さまざまなバリエーションが楽しめます。ささみを使ったサラダ、南蛮漬け、さらにはチキンロールにも利用できます。

鶏ささみはその健康的な特性から、家庭料理において欠かせない食材ですね。脂肪を控えたい方やタンパク質を摂りたい方にとって、理想的な食材です。

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